日帰り白内障手術
日帰り白内障手術について
白内障手術は手術方法の進歩により以前に比べますと飛躍的に安全にできるようになっております。
日帰り手術は全身状態が良好な方はもちろん、御高齢の方、高血圧や糖尿病など持病をお持ちの方でも現在体調が悪くない方であれば、服薬中の薬を中断することなく手術が可能です。入院をしないので普段の通院の延長線上のものであるとご理解いただければと思います。
手術までの流れ
初診日
1)白内障の手術適応についての診察
2)手術の説明、手術日の決定
3)術前の検査(眼内レンズ度数決定のための検査、血液検査等)
※1回の受診ですべてを行う場合には2時間前後みていただく必要があります。
手術当日
手術時間は10分前後ですが術前の点眼などの必要があり、当日は来院から帰宅まで2時間30分前後かかります。
手術費用
通常の白内障手術 (健康保険適応の単焦点眼内レンズ)
1割負担の方 片眼¥15000 同月内なら 両眼¥18000
2割負担の方 片眼¥18000 同月内なら 両眼¥18000
*)所得により 片眼・両眼ともに¥8000
*)同月内の検査料込み
3割負担の方 片眼¥45000 両眼¥90000
*)所得によっては1ヶ月の窓口支払いの上限額があります。
国保の方は区役所、社保の方は保険者に限度額適用認定証を申請してください。
多焦点眼内レンズ(選定療養)
多焦点眼内レンズに関する差額代金は健康保険の適応外で、全額自己負担です(選定療養)。
当院は選定療養医療機関として厚生省から認定されていますので、その他の手術技術料、術前・ 術後検査、薬剤費は、健康保険の適応となります。
追加費用(自費分)は
2焦点レンズ(遠、近30cm) ¥20万
焦点拡張型レンズ(遠~中) ¥20万(乱視用22万)
3焦点レンズ(遠、中、近40cm)¥27万(乱視用29万)
連続焦点型(遠~近30cm) ¥30万(乱視用32万)
生命保険・医療保険の給付金につきまして
ご自身が任意で加入されている日帰り手術を対象とした生命保険の医療特約や医療保険で、白内障手術が給付金の対象となる場合が多く、その場合は契約内容に沿った給付金が支給されます。
注)多焦点眼内レンズに関する差額代金は支払われません
詳しくは、ご加入されている保険会社・JA・共済・郵便局等に
(診断名) 白内障
(手術名) 水晶体再建手術(1.眼内レンズを挿入する場合 ロ.その他)
につきお問い合わせください。
多くの場合、所定の診断書の提出がありますので各保険会社等からお取り寄せ頂き、受付に提出してください。
診断書料は1通につき¥5000円(税こみ)です。
入院手術とどう違うの?
手術に違いはありますか?
どちらでも同じ手術です。
感染症などのリスクは?
統計的に差はありません。
費用は?
入院費や諸経費が必要のないクリニック等で施行されている日帰り手術が有利です。
入院したら点眼薬などすべてやってくれて楽って本当?
現在の入院は片眼1泊2日が基本的なもので手術翌日には退院しますので、実は術後の点眼や生活制限などは日帰り手術と全く同じです。
日帰り手術と入院手術の割合は?
日本では、おおよそ70-80%は日帰り手術です。